ハーレースポーツ性能をアップしたストリートモデルVRSCR
VRSCはアメリカのオートバイメーカーハーレーダビットソンが2002年より製造販売しているオートバイで、その特徴はハーレーダビッドソン初の水冷エンジンを搭載しているということです。
ハーレーダビットソンのエンジンと言えば、空冷VツインOHVエンジンというイメージですが、他のオートバイメーカーのモデルに対抗するために、水冷DOHCエンジンを搭載しての登場となりました。
エンジンフィーリングは、ハーレー独特の鼓動感とは違い、高回転で滑らかです。2004年にはメッキパーツをブラックアウトしたVRSCBが登場。格安な価格とブラック塗装のかっこよさから人気を博します。
そして2005年に登場したのが、スポーツ性を高めたストリートモデル、VRSCR(ストリートロッド)です。VRSCは高性能エンジンを搭載していますが、それに見合ったコーナリング性能がないと指摘されていました。
この弱点を克服するために、高性能ブレーキを搭載したり、フロントフォークを起こすなど走行性能を向上させました。しかし、VRSCシリーズが持っているクルーザー的なイメージとは違うということで人気があまりなく、2007年に販売中止となっています。
ハーレーメーカーカスタム、スポーツスターモデルベースのXL1200V セブンティーツー
ハーレーのファクトリーカスタムモデルであるL1200V セブンティーツーは、2012年2月に発表されました。
ハーレーといえば、カスタマイズして楽しむ人が多いのですが、メーカーが提案するファクトリーカスタムモデルは、バランスが良く、格安に個性的なモデルが手に入るということで人気があります。
XL1200V セブンティーツーの特徴は、スポーツスターモデル XL1200Cをベースに、メーカー純正のカスタムパーツであるミニエイプバー、フォーティーエイトと同じピーナッツタンクとソロシート、そしてチョップドリアフェンダーが装備され、70年代を彷彿させるチョッパースタイルにカスタマイズされています。
さらにホワイトリボンタイヤが標準装備されている点もポイントです。加重時シート高は710ミリしかなく、これはスポーツスターモデルの中でも三番めの低さとなっています。そのため背の低い日本人でも足が地面につきます。
搭載されるエンジンは、排気量1,201cc、空冷4ストロークV型2気筒OHV2バルブのエボリューションで、フルクローム仕様が渋く光ります。ラウンドエアクリーナーなどはセブンティーツー専用設計となっているようです。
ハーレー人気のFLHRロードキング ツーリングモデルの特徴
バイク乗りなら一度は憧れたことのある、ハーレーダビッドソン。アメリカのバイクながら世界各国での人気は昔も今も衰えることを知りません。一口にハーレーといっても、さまざまな種類があります。
その数は何十種類とも言われています。そのなかで人気のモデルが、FLHRロードキングです。特徴は、走行安定性と快適さです。ロングツーリングモデルとして、長い走行も快適に過ごせるような構造となっています。
特に、大型ヘッドライトナセルがクラシカルな印象を与えます。ロングツーリングモデルというと、そこに期待するものは、やはり荷物の収納力が一つです。
ライダーの間では人気の北海道や地方への長旅も安心できる大容量の収納を備えています。さらには、簡単に装着できるデタッチャブルウインドシールドや、ペアライドも快適に実現させてくれる造りとなっています。
これならたまには誰かを乗せて旅するのも楽しくなりそうです。ハーレーダビッドソンには憧れていたものの、種類の多さに迷ってしまう人もいるようです。
まずは、購入後の目的を明確にして、自分に合ったものを選びたいですね。FLHRロードキングは、旅行好きの人にぜひおすすめしたい優れたバイクです。